President column社長コラム
社長ブログ 綿から学んだこと
綿から学んだこと
皆さんこんにちは、豊田周平です。昨年から興味で綿に関わっていて、その師匠にいろいろとお話を聞く機会があり、今回はそんな綿を通して学んだことをお話させてください。
フェアトレード
ウイグルでの綿栽培での搾取も話題になっていますが、綿の栽培でもこのような労働問題が長くあります。古くは綿の収穫のために黒人奴隷が強制労働をさせられていました。
コットンだけではなく、古くはチョコレートやコーヒー豆も児童労働や搾取で成り立ってきたはず。
ダイヤモンド、金などの貴金属、そして電子部品に欠かせないレアメタルも過酷な環境、安い賃金で得られてきたもの。
途上国の経済的立場が弱い生産者の生活向上を図るためにもフェアトレードがとても大切です。
オーガニックコットン
口にするものではないと言うことで、かなりの化学品が使われています。
機械で収穫するために枯葉剤を散布。枯れて、綿の実が開いたところで機械で一気に収穫。
綿は土壌の成分を吸い上げる力があるのでいいものも悪いものもすべて吸収。東日本大震災で津波被害にあった田んぼに綿を植えて塩分を除去する取り組みがあったのを覚えている方もあるかと。
有機栽培
今や有機栽培は厳格な定義があるので、簡単に有機栽培って表示することはできないようになってます。
化粧品などには「天然由来」「自然由来」などのものが未だにたくさんあります。
「天然やからええの?」って突っ込みたいですが・・・天然の毒もいっぱいあるし、特定のものを取り過ぎたら身体に悪いはずです。
食料品だった、長さや重さが規定外だからとか大手流通が便利さと見栄えを求めた結果がこれなのかと。
今だったらネットで少し調べたり、SNSで友達に聞いてみるだけでいろんなことが簡単にわかります。間違った情報や偏見をもった情報もあり、玉石混交ですが広告の言葉などに乗せられる前にちょっとだけ調べてみることも大事だと感じました。