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President column
社長コラム

    社長ブログ ホワイトの先取り

    ホワイトの先取り

     

    皆さんこんにちは、豊田周平です。数年前からブラック企業・ホワイト企業なんて使われるようになりましたが、ホワイト企業といってもその言葉自体が先走って実態が伴っていなければ意味がありません。想定外と言われることが起こる世の中で、本当のホワイトはホワイトをいかに先取りしているのかと言うことなのかと。

     

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    さまざまな対策を先取りする必要がある

     

    本来であれば法律が制定される前に検討して、対策打つのが経営者、企業として正しい在り方です。法律はいろいろな事件や事故が起きてかなり時間が経ってからしか法制化されません。しかし、企業はそんなことは言っていれません。何か起きてからの対策では遅いはずです。

    しかし日本の企業はずっと下請けいじめ、各種ハラスメントで、大手企業でハラスメントや自殺などがニュースなどで取り上げられてやっと対処するようになりました。

    これに関連した働き方改革という言葉もいろいろな企業で打ち出していますが、何の策もなしに旗だけ振っているような状態ではまったく意味がありません。

     

    本当に評価されるべき企業

     

    毎年日本はどこかで地震、大雨、台風などの被害が起きています。毎年起きているのであれば先取りした災害対策が必須なのは理解しているはずです。しかし実際は起きてから「想定外」とおっしゃる企業や経営者、そして自治体の長が多くいるのが実情です。

    今回の新型コロナウイルス感染症でも「想定外」と言われている企業が多くありましたが、感染症パンデミックは以前から言われており、想定内です。そして、働き方改革の一貫として、テレワークや時差出勤、クラウド化などを進めていたところはコロナ禍に即応できていたと思います。

    メーカーにいたときに「危険予知」活動というのがありました。現場でどう事故、不良発生が「起こりうるか」を予測して、対応策をしておくことです。メーカーとしてお客様に「想定外の不良です。」とは言えないですし、現場では様々な事故が起こる可能性があります。企業活動も政治も予知、予想するかどうかが大切です。

    ゲリラ豪雨が心配でビルのパートナーとかビル仲間にその話をしても、反応がありません。毎年ゲリラ豪雨の被害地域が増えてきている状況で考えて対策をしていかなければいけないことのはずです。

    こういったことを先取りできる企業こそ評価されるべきだと思います。

    三方良しの『売り手によし、買い手によし、世間によし』の精神でホワイトを先取りして、素早い対応とお客様、従業員そして世間から信頼を得ていきたいです。

     

    コメント 2020-08-21 085510