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社長コラム

    社長ブログ 「こんなもん」と言われたツール

    「こんなもん」と言われたツール

     

    皆さんこんにちは、豊田周平です。今では当たり前になっていますが、発表された当初は「こんなもん」と言われていたツールがたくさんあります。

    今回はそんなツールについてお話させてください。

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    今では当たり前のPDF・QRコード

     

    私がサラリーマン時代に(1990年代半ば、PDFができたのは1990年代初頭)に早々に会社でPDFを導入しました。しかし当時社内のITを知っているつもりになっている方々にもかなりの酷評でした。当時はWindowsとMacの書類互換性ほとんどなく、MS Officeもバージョンが違ったら互換性問題有りで、プリントする様式で書類にするって言うのは画期的だと思って個人的に導入していました。今では会社でPDFを使用していないところはほとんどありません。

    また、会社辞めた時(20年近く前)の自営業の時に名刺にQRコード入れてて好評だったので、今の会社の名刺作る時にも入れて置こうと思ったら、デザイナーの方に「QRコードなんてダメですよ。」と言われてしまい実現できずでした。PDFもQRコードも今これだけ普及しているものでも、当時は「なんとなくダメ」と否定的な方が多くいました。

     

    リリース当初から「面白い」と思ったサービス

     

    SANSANはサラリーマン辞めてすぐのころに知人から紹介をうけて「素晴らしい!」と思ったサービスでした。

    当時は「名刺管理ならもっと安いサービスがあるし。」とか言っている方がたくさんいらっしゃいましたが、本当のサービス内容をよく理解せずに批判をしていたのかと。

    SANSANの素晴らしさは、皆さんも最近のTVCMとかでご存知のはずですが、社内の名刺をすべて集約して管理できる点です。当時私は個人事業主だったのでサービスは利用に至りませんでしたが、今では一大名刺管理企業になっています。

    FileMakerについても当時データベースと言えばMSアクセスで専門知識がないとつかえない難儀なものだったのを変えた画期的なサービスでした。プライベートでMacを使用していたので、FileMakerをずっと使い続けて、今ではWindowsもスマホも対応しています。そのおかげで20年以上前の住所録も名刺管理もデータ移行無しに使えています。

    これは以前のブログでもお伝えしていましたがiPhoneがでたとき、アメリカでも多くの評論家が酷評でした。

    今では当たり前のもの・サービスが生まれたときの共通点は、発表当初は専門家とか知ったかぶりとなってしまっている方が酷評していたことです。結局、目利きができない、新しいモノはまず否定して使ってみることすらしないで、便利さを理解しようとしない、って人が多くいるってことなのかと。

    全くユーザー目線の無い方々がいろいろと言っていますがメーカーには頑張った人がいて、酷評を気にせず、社内の圧力に屈しないでやり続けて今私たちが便利に使えています。これは大変なことで我慢と挫折の連続だったはずです。

    で、これらの経験から、私は人の評価に惑わされずに自分が「えぇやん!」と思ったものは自分の直感、感性に従って、誰がなんと言おうと使うことにしています。

    皆さんも多くの成功ストーリーで同様の話を観たり聞いたりしたことがあるはずですが、これらがルーンショットなんです。

    興味があるかたは、こちらの書籍もご覧ください。

    コメント 2020-08-06 152901