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社長コラム

    社長ブログ ライフタイムアセスメントと身近な生活

    ライフタイムアセスメントと身近な生活

     

    皆さんこんにちは、豊田周平です。前回のブログからクルマのライフタイムアセスメントについてお話させていただきましたが、今回はさらに身近なお話をさせてください。

     

     

    フードマイレージ

     

    我々が買って消費するものすべてにライフタイムアセスメントが必要となっています。

    家やマンション、食料品、衣料品、水、排水、ガスなどのエネルギーもです。

    食料品だと、いわゆるフードマイレージも関係しています。

    スーパーに行けば季節関係なくいろいろな食材が購入できますが、運ぶ距離が長ければ長いほどCO2の排出量が多くなります。

    日本は1人当たりのフードマイレージが他の国よりも高い水準となってしまっています。そして温室での栽培など燃料や電気を使っているので、夏の時期に冬の野菜や果物が購入できるのはそれだけ環境に負荷をかけているということです。

     

     

    見かけ倒しのエコ

     

    ペットボトルやビニールなどプラスチック製品の使用がすべて「悪い」という流れになっていますが、あるニュースでは飲料に「瓶」を使うことで運送の際、重たいこと、形状の問題で輸送量が少なくなり、一本あたりのCO2排出量が多くなることがピックアップしていました。更に瓶だと、回収する時の輸送、瓶の洗浄などもあります。

    一度皆さんも何か(食べ物、スマホ、Tシャツ)の原材料を作るところから廃棄されて自然に帰るまで想像してみませんか?

    特にあまり注目していないのが、「廃棄」についてです。

    フードロスの問題も無駄にするだけではなく、処理をしなければならないことが。塩分が多いのでそのまま飼料肥料にもできない様です。そして日頃何気なく水を流してますが、これを下水処理場で浄化して自然界に戻すのにもものすごく手間(電気=CO2排出)がかかっています。

    途中の輸送費(船・航空機、燃料、梱包材)についても、少し調べると分かってきます。

    環境問題という言葉のうわべだけを見るのではなく、フードマイレージやフェアトレードか等々も含め注目してみてはいかがでしょうか。