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スタッフのつぶやき

    船場のおひなまつり 歩き方③ 素敵な建築をみながら

    船場博覧会は、春と秋の2回あります。春はお雛祭り、秋は文化祭的にいろいろなイベントが盛りだくさんで開催されます。

    春は少し寒いですが、街歩きを楽しみながらお雛様、いやお雛様を探しながら街歩きをしていただけたら・・・・・

    日本各地いろいろな場所でお雛様のイベントがありますが、船場のおひなまつりは街歩きをして多くの名建築を楽しむことができます。

    船場は歴史的な建物なども多く存在し、古さと新しさが同居した不思議な街です。最近はタワーマンションも多くできて、職住一致の感があります。(昔ももちろん職住一致だったのですが)

    名建築があまりにも街になじんでて、普段何気なく歩いていると素敵な建物があることを忘れてしまいます。なので、この機会にゆっくりと・・・

    梅田方面から来られるときは乗りなれた御堂筋線の淀屋橋をStartにされるのが良いかと思います。三菱UFJギャラリーを起点に、芝川ビルへ。ご存じのように昭和2年に建てられた趣のあるビルです。

    よい機会ですので、ビルの内装外装を堪能して、4階のモダンテラスへ。飲食店もありますので、名建築の中でゆっくりと出来ます。

    東に向かって三休橋筋を南に下ります。淡路町通を少し東に行くと船場ビルディングがあります。大正の終わりに建てられ、今も現役の建物です。

    もう一度三休橋筋に戻って備後町通まで行くと立派な綿業会館の建物があります。昭和6年(1931年)竣工の建物です。内部を見学するには予約などが必要です。三休橋筋&お雛様をめぐるツアーもあったのですが、すでに定員になってしまいました。

    備後町通を堺筋まで歩きましょう。堺筋に出たら北に上って生駒ビルヂングへ。昭和5年に建てられたビルです。もう少し北に上ると東側に小西家住宅が見えます。ここは資料館として一般公開されています。(予約制)。

    伏見町通を曲がるとつたに覆われた青山ビルと伏見ビルがあります。青山ビルは大正10年(1921年)、伏見ビルは大正12年(1923年)建築。どちらのビルも国登録有形文化財です。

    再び堺筋に戻ると、野村高麗橋ビル、東側に三井住友銀行の堂々たる建物、新井ビルと名建築ぞろい。

    今橋通をを西に向かうと、愛珠幼稚園があります。現存する大阪の幼稚園では一番古く、明治34年(1901年)に建てられた3代目の園舎は現役です。国の重要文化財となっています。

    角を北に進み、次の角で東に行くと(内北浜通)旧緒方洪庵住宅があります。国の重要文化財です。ここは、都会の中を忘れさせてくれる空間です。

    再び東に向かい大阪証券取引所ビルへ。北浜のランドマーク的な建物です。良さを残して改築されたとのこと。

    帰りはせっかくなので、難波橋を渡って中之島を散策して帰りましょう。中央公会堂などの名建築の宝庫です。