本文までスキップする

President column
社長コラム

社長ブログ 甘いやろ!~その2働き方改革とお金のかけ方~

甘いやろ!~その2働き方改革とお金のかけ方~

 

皆さんこんにちは、豊田周平です。先日の接待問題と似ていますが、企業の働き方改革や企業のお金のかけ方にもツッコミを入れたくなります。

4746306_s

 

企業のコスト割合

 

企業はいろいろかコストがかかりますが、圧倒的にかかっているのが人件費です。

その他、様々な費用がありますが、経費節減で真っ先にやり玉に上がるのが広告宣伝費、接待交際費、交通費、そしてオフィス賃料です。で、何かあれば直ぐに、賃料を下げて欲しい、となってしまう企業が多い様です。

確かにコスト要因なんですが、企業として一番考えなければならないのは、削減することのできない圧倒的な人件費に対してどうやってアウトプットを増やすかと言うことです。

そのためにはいい人材にいかに効率良く働いてもらうかということ。で、オフィス環境が重要になってくる訳です。オフィス環境には立地も含まれます。

オフィスの立地は通勤の便利さだけではなく、安くておいしいランチが食べられるとか、帰りにショッピングできるとか、散歩できるなど実際に働くかたにとっては大切なポイントです。もちろんオフィスビルのスペックとしてのBCP対策も重要です。

 

本当の働き方改革

 

オフィス環境の評価基準の一つであるWELL認証で言われている様に、快適に仕事ができるか、そして安心安全は当然のことながら、快適にクリエイティブに仕事ができるかが大切です。

WELL認証では光、空気(温湿度)、音、外が見えるかなどが評価されます。それから以前にも書きましたが、オフィス什器、PC環境、雑談スペースの有無など、これらもそろって働き方改革なはずです。

私が在職した会社では社食がある意味プアでしたが、新社屋を建てた時に大幅に良くなって、そして前社長は社食に力を入れて素晴らしい環境に。これもコストかかってるわけですが、社員のモチベーションアップには絶大な効果があったとのことです。

効果が目に見えないところなので、お金をかけられないところですが、間違いなく重要なところです。

企業活動はとかく結果が数値で見えるところにしか投資しないのですが、これからの企業は見えないところ、将来への布石に投資すべきかと。

旧来の減点主義の日本企業ではできないところなので、結局それらへの投資ができるかどうかはトップの力次第です。

 

スクリーンショット 2021-05-21 171905