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社長コラム

社長ブログ これからのオフィスのあり方~その①~

これからのオフィスのあり方~その①~

 

皆さんこんにちは、豊田周平です。私は現在ビル屋としていろいろと勉強をさせていただいていますが、どんどんオフィスのあり方が変わっていると感じています。

今回は、ビル屋、経営者、光エレクトロニクスの技術屋として今後のオフィスのあり方についてお話させてください。

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必要な広さがいらなくなってくる

 

今までオフィスは3〜5坪/人の面積が必要と言われていましたが、この基準となる面積は確実に減っていきています。

 

実際にオフィスで従来の面積が必要ない、という会社が少しずつ増えつつあります。

例えば、フリーアドレスやノマドワーク、さらに在宅勤務の方が増えることで会社に来て仕事する方が減り、人数分の机が不要になります。

他にも会議室を設置しない企業はテレビ会議や外部貸し会議室で済ませたり、後はクラウド化でサーバーを置かなくても良くなってきていて、オフィススペースは確実に減ります。

そうなれば必要となる貸室面積が減り、賃料出費減ります。オフィスを使う企業にとってこれはとてもいいことなのですが、我々貸しビル屋にとっては、広いオフィスが借りてもらえなくしまいます。

ビル屋が生き残っていくためには、テナント様に求められるオフィスを提案し、提供する必要がありますが、どんなオフィスが今後求められるのか、それは企業で一番コストがかかっている部分を考えてみると分かります。

会社の経費の内訳で、オフィス賃料の出費が一番って会社はありません。多くの企業では人件費のコストが一番かかっているはずです。

同じ人件費ならアウトプット、生産性やパフォーマンス力を増やすことが大切なはずです。これが働き方改革です。残業を減らすことが働き方改革ではありません。労働生産性を高める=効率を高めることが働き方改革のはずです。

企業は同じ人件費でアウトプットを増やす、そしてそれが可能な人材を集めるのに必要な手段の一つがオフィスです。

より優秀な人材を集めるためには、オフィスの立地はとても大切ですし、よりいい仕事をしてもらうためには、効率を上げるような仕事環境(照明、空調、リフレッシュルームなど)を提供することが重要です。

 

少しづつですが、今まで以上にコストをかけてでも好環境なオフィスを利用したいと思う企業は多くなってきます。シリコンバレーの企業オフィスがテレビなどで紹介されていますが、彼らは20年以上前から働く環境の向上を目指しています。ビル屋は今後、そんな企業の求めるオフィスを先取りして提供していかないといけと考えています。

 

付加価値のある環境へ

 

つまり、これからはオフィススペースを貸すのではなく、働く環境を提供するのがビル屋の仕事になってくるはずです。

 

良く紹介されているGoogleのオフィスなどは、イメージしやすいですよね。

WELL認証と言う快適性に重きを置いたビルの評価もあります。https://www.gbj.or.jp/well/about_well/

 

今、ビル業界は好況なので今のうちに備えておく必要があります。オフィスが変わっていくということは、働く人の考え方自体も変わっていくということなので、皆さんもオフィスの変化をぜひ知っておいていただきたいです。

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