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スタッフのつぶやき

    我が社の歴史⑳~繊維産業の黄金期

    昭和32年には、尾州産地との仕入れを強化するために名古屋に代理店を開設しました。(翌33年には出張所)(名古屋市中区末広町)

     

    このころになると化繊がより一層台頭してきました。次々と新しいブランドも販売されていきます。

    しかしながら、紳士服地について当社は純毛製品を3銘柄(御幸毛織のミユキテックス、大同毛織のミリオンテックス、トーヨーテックス)に絞ったことから顧客の信用を得て売り上げが落ち込むことはありませんでした。

    一方の婦人服地については登録商標のPOPを譲渡し、大同毛織の新銘柄としてダイドーポップスの名前のもと増販につとめました。

    貿易部は南アフリカを起点として、ウガンダなどへも若きパイオニアが販路開拓に努めました。日本の繊維の良さを売り込む先駆者となったようです。

    このころ入社の方の回顧録には

    「仕事の合間に先輩が在りし日の繊維産業の繁盛ぶりを語ってくれる。朝、シャッターを開けるころには、もうすでにお客様が現金を懐に並んでいた。繊維と名がついただけで飛ぶように売れたとのこと。」

    繊維産業が最も栄えた時代だったようです。

    また、この時代の多くの企業と同様に、入社すると寮に入り、先輩方の指導を受けたこともよい思い出となっておられます。