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社長コラム

    社長ブログ オフィスの照明は本当に快適?

    オフィスの照明は本当に快適?

     

    皆さんこんにちは。豊田周平です。皆さんのオフィスの照明について、何か感じたことはありませんか?私は、豊田産業株式会社の代表取締役として、北浜(大阪市中央区高麗橋)に日本生命相互株式会社と共同で建築したビル「豊田日生北浜ビル」の賃貸業を行っているので、オフィスについての意見をよくお伺いするのですが、最近多いのが

     

    照明が明る過ぎて目が疲れてしまう…

     

    という意見です。明るいオフィスに不満を持つなんて、少し前までは考えられませんでしたよね。今回は、オフィスの明るさについてお話します。

     

    今のオフィスは明る過ぎる?

     

    実は、今の明るさの基準は昔のものを採用しています。10数年前までだと、明るいPCの液晶画面に向かって仕事をする人は一握りででした。しかし、今だと仕事をするほとんどの人がPC作業を主にしています。
    PCの液晶自体が明るいので、部屋の照明は昼間ならほぼ無くてもOK。しかし、だいたいのオフィスは明るく、さらにPCを使っているので目が疲れるのも当たり前かと。

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    蛍光灯とLEDを同じ数だけ付けると…

     

    蛍光灯からLED照明に変えているオフィスが現在たくさんありますが、単純に蛍光灯と同じ数だけのLED照明を用意すると、部屋全体がかなり明るくなってしまいます。蛍光灯だけでも明るいのにLEDに変えるとますます明るく。それと商品によっては蛍光灯と光の波長分布(=色、光の質)が異なり、目が疲れることもあります。(以前スマホで言われていたブルーライト)
    明る過ぎると、確かにオフィス全体のイメージが清潔でよくなりますが、従業員の方はストレスを感じやすくなったり、頭痛を起こす原因にも繋がります。
    LED照明にこれから変えていくオフィスは、どこに配置して、どれだけの数にするのか、どういう光の質にするのか今一度考え直す必要があるのかと。節電のためにLEDに!と言われていますが、どうせ変えるのならしっかりと考えて専門家の意見も取り入れるべきだと。蛍光灯に比べLEDは長寿命ですので一度取り付けるとずっとそのまま。LED化のタイミングで明るさ(机面での明るさ、調光機能の有無)や色(調色もLEDでは簡単にできる)を相談してみてください。

     

    全て同じ明るさが快適とは限りません

     

    照明の明るさや色で、人間の心理状態は大きく変わります。例えば、仕事場と同じように休憩所を同じ明るさにすると、リラックス効果が薄れてしまうので、休んでも休んだ気になりません。
    また、1日の変化でも昼すぎの眠たい時間帯に薄暗いオフィスにいると、より眠たくなって集中力が無くなってしまうのです。このあたりの照明と人間の心理状態の関係なども今後の研究課題として大学の先生方とも検証して行く予定です。
    使う部屋ごと、そして時間帯ごとに合った適切な照明を選ぶことで、仕事への集中力が変わってくるので、違和感や困ったことがあれば、我慢しないで是非ご相談ください。

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