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社長コラム

    社長ブログ ひろげたらアカン!

    ひろげたらアカン!

     

    皆さんこんにちは、豊田周平です。皆さんの地域にも「ここだけしか買えない、食べられない人気のもの」ってありますよね。

    関西だと、551HORAIはいつも並んでいて人気だし、名古屋だとあつた蓬莱軒も常に行列です。個人的にこういったお店は全国的に広げたらアカンと思っています。

     

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    ブームにしたら必ず終わりが来る

     

    551HORAIは生地の発酵があるから工場から150分より遠い場所には店舗を構えないみたいですが、通販もしているぐらいなので関東でも店舗はできなくはないはずです。

    でも、551HORAIは大阪や関西圏の限られたエリアで食べられる特別感を大切にしているそう。個人的にはそれが正解だと思います。

    全国的にたくさん店舗を出して、コンビニとかでも買えるようにしたら一時的にはすごく儲かるとは思いますが、いつか飽きられて誰も買わなくなってしまうのかと。

    で、一番儲けるのは進出を支援したコンサルの人達なのでは。

    ビジネスの考え方で、一時の大きな売上を狙うのか、長く安定なビジネスを狙うのか、どちらがいいとか悪いとかはありません。

    規模を狙うのはビジネスとしてありなのでOKだけど、お土産とは地域的なものが希少性やその地域でしか体験できないありがたさも必要なのかと。

     

    ブームで終わらないためにはリサーチが必要

     

    当たり前のことですが、もし全国展開を考えるなら、事前に売上規模や利益、利益率、品質、顧客満足度、従業員の考えなどもしっかりとした現場でのリサーチが必要です。誰かのデータを鵜呑みにするのではなく、自分たちでしっかり調べて欲しいです。

    どうしてこんなに売れているのか、希少価値が最も高いなら店舗を増やしたらあかんはず。

    最近、講演とかで言っているんですが、What?(何を売る)やHow?(どうやって作ってどうやって売る)じゃなくて、Why?(なぜ売る、なぜ売れる、お客さまが求めているのは何?)なのかと考えています。

    崎陽軒のシュウマイも店舗は関東圏だけにしたりと、広げるにもある程度制限があったほうがいい結果を出すことができます。

     

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