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President column
社長コラム

    社長ブログ アメリカで経験した日本の災害・国内テロ

    アメリカで経験した日本の災害・国内テロ

     

    皆さんこんにちは。豊田周平です。私は2度のアメリカ西海岸での駐在を経験しています。一度目は1993〜1995、二度目は2000〜2002と駐在していて、ちょうど阪神淡路大震災、9.11をアメリカで経験しています。

    今回は、アメリカ駐在で感じた国民性や震災への対応について紹介します。

     

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    阪神淡路大震災の時の対応

     

    阪神淡路大震災の時、実は前日まで出張で神戸に滞在していて、アメリカに戻った当日に、会社のアメリカ人が「周平のホームタウンって大阪ってだっけ?」「ラジオで大きな地震があったって」(当然英語ですが)と知らされて、初めて知りました。

    実家が神戸なので、すぐに電話して安否の確認を取ろうとしましたが全く繋がらず、さらには本社のある名古屋でも状況が分からず。そんな日本がパニックな状態でも、次の日にはアメリカ軍隊が輸送機に救援支援物資を積んで飛べる状態になっていました。(近くに空軍の基地があった)アメリカの対応の速さに驚きましたが、逆に日本はすぐには受け入れませんでした。会社の人からは「どうして困っているのに、救援を受け入れないの?」と、質問をされて、とても辛い気持ちに。

    で、言い訳は「日本人は英語がわからないから支援に来てもらっても混乱するので・・・俺の英語聞いたらわかるやろ」って。この反省で東日本大震災の時はすんなり受け入れたのではないかと。日本は助けてもらうにも受け入れるに決断が遅く、申し訳ない気持ちに。アメリカ人の国民性は、とにかく困っている人、国があれば助けないとって精神を持っています。だから支援物資を送るにも躊躇いなし。特に国民全員が「助けたい」と思う気持ちの高さに感動しました。

    実は私が駐在していた西海岸も日本と同様、地震の多い地域です。地元新聞には連日トップで阪神大震災の報道していて、かなりの関心度の高さを持っていました。だからこそ、助けたい気持ちがより高く感じとれたのかと。

     

    9.11のアメリカ国内

     

    9.11の時も西海岸にいましたが、事件はとにかく衝撃的で出張者の無事確認などとにかく慌ただしかったのを覚えています。朝テレビをつけて、「絶対に映画の宣伝やろ。」と思うほど現実離れした映像でしたが、全てのTV番組がテロ関係の報道内容に。数日後にはTribute to the herosとケーブルも含めて全チャンネル同じ番組になりました。

    アメリカ本土が攻撃されたのは初めてで、とにかく街中で祈りが行われていました。同時に、アメリカ国旗が飛ぶように売れていて、売り切れ続出の為新聞に印刷をして配布をされていたほどです。街中に星条旗が貼られていて、この時の愛国心はすごいと関心。

    また、9.11からわずか10日後にはミュージシャンやハリウッド・スターが犠牲者追悼チャリティイベントを開催し、CDを発売してどうにかこの辛い時期を皆で乗り切ろうとしていました。

    アメリカ人は、とにかく行動が早くて迷いが無い、そして団結力も高いのかと。日本も見習うべき事は多いはずです。良いところも悪いところもあるけど、やっぱりアメリカが好きですわ。


    今後もそんなアメリカ駐在で感じた事、エピソードなど紹介したいと思っています!

     

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